認可外保育施設とは?
認可外保育施設とは、都道府県知事の認可を受けていない保育施設の総称です。「無認可保育園」とも呼ばれますが、これは「認可の基準を満たしていない」という意味ではなく、認可を申請していない施設も含まれます。
認可外にもさまざまな種類があり、質の高い施設から注意が必要な施設まで幅広いのが実情です。しっかり見極めて選ぶことが大切です。
認可外保育施設の種類
認証保育園(東京都独自)
東京都が独自に設けた基準を満たした施設です。認可に準じた質が期待でき、認可外の中では最も安心感の高い選択肢です。
企業主導型保育園
企業が従業員向けに設置する保育施設で、地域枠で一般の方も利用できます。国の助成を受けており、比較的整った環境の施設が多いです。
ベビーホテル
夜間保育や一時預かりに対応する施設です。24時間対応の施設もありますが、質のばらつきが大きいため慎重に選ぶ必要があります。
その他の認可外施設
インターナショナルプリスクール、院内保育所、事業所内保育所なども認可外に分類されます。
選ぶ際の最重要チェックポイント
1. 東京都の立入調査結果を確認する
東京都は認可外保育施設に対して年1回の立入調査を行い、結果を公表しています。
- 「指導監督基準を満たす旨の証明書」が交付されている施設は、一定の基準をクリアしています
- 指摘事項がある施設は、その内容を確認して判断材料にしましょう
- 東京都福祉局のWebサイトで検索できます
2. 保育者の配置と資格
- 保育士の割合は何%か(認可基準では子どもの年齢に応じた配置基準がある)
- 保育士以外のスタッフはどのような研修を受けているか
- 子どもの人数に対してスタッフが十分にいるか
3. 安全対策
- SIDS(乳幼児突然死症候群)対策:午睡時の定期的な呼吸チェックを行っているか
- 避難経路は確保されているか、避難訓練は行っているか
- セキュリティ(施錠、防犯カメラ等)は適切か
- 怪我や急病時の対応フローが決まっているか
見学時のチェックリスト
施設環境
- 清潔さ、明るさ、換気は問題ないか
- 子どもが安全に過ごせるスペースがあるか
- 危険な箇所(角、階段、小さな部品等)への対策がされているか
- 調理設備は衛生的か
保育の様子
- 保育者の子どもへの接し方は穏やかか
- 子どもたちの表情は明るいか
- 年齢に応じた遊びや活動をしているか
- 保育者同士のコミュニケーションはスムーズか
運営面
- 契約書や重要事項説明書を事前に見せてもらえるか
- 料金体系が明確か(追加料金がないか確認)
- 急な休園時の対応はどうなっているか
- 退園時のルール(何ヶ月前の通知が必要か等)
費用の目安
- 認証保育園:月額 40,000〜80,000円(0〜2歳児)
- 企業主導型保育園:月額 30,000〜50,000円
- その他の認可外:月額 50,000〜150,000円(施設により大きく異なる)
多くの区で認可外保育施設に通う場合の補助金制度があります。月額20,000〜40,000円の補助が出る区が多いので、必ず確認しましょう。
認可外に通いながら認可を目指す
認可外保育施設を利用しながら、翌年度の認可保育園の入園を目指す方も多いです。
- 認可外施設に預けて復職した実績が加点になる区がある
- 復職すると「就労中」の指数で申し込めるため、指数が上がるケースも
- 認可外は認可の申し込みと並行して利用できる
認可外の中でも企業主導型保育園は国の助成があり、料金が比較的手頃です。認可との違いを整理したい方は認可と認証の違いを確認しておきましょう。保育園の費用全般については保育園の費用ガイドで認可・認証・認可外の保育料を比較できます。
まとめ
認可外保育施設は「認可に入れなかったから仕方なく」ではなく、積極的に選ぶ価値のある施設もたくさんあります。大切なのは、施設の安全性と保育の質をしっかり見極めること。必ず見学し、立入調査結果も確認した上で判断しましょう。
まずは指数シミュレーターで認可保育園への入園可能性を確認し、認可外も視野に入れながら保育園一覧で幅広く園を探してみてください。