保育園の「指数(点数)」とは?
認可保育園の入園選考では、各家庭の状況を点数化した**「指数」**によって入園の優先順位が決まります。「利用調整基準」とも呼ばれ、この点数が高い家庭から順に内定が出る仕組みです。
指数は大きく**「基本指数」と「調整指数」**の2つに分かれます。それぞれの仕組みを理解することが、保活の第一歩です。
基本指数とは?
基本指数は、**保護者それぞれの「保育を必要とする理由」**に対して付けられる点数です。父親と母親それぞれに基本指数が付き、合算したものが家庭の基本指数になります。
基本指数の主な算定項目
- 就労:勤務日数や1日あたりの勤務時間に応じて点数が決まります。月20日以上・1日8時間以上のフルタイム勤務が最も高い点数になります
- 疾病・障害:保護者に疾病や障害がある場合に加算されます
- 介護・看護:同居の家族を常時介護・看護している場合に加算されます
- 就学:学校や職業訓練校に通学している場合に加算されます
- 求職活動中:現在求職中の場合に加算されますが、点数は低めです
たとえば、多くの区では父母ともにフルタイム就労の場合、基本指数は40点(各20点)になります。ただし、この基準点は区によって異なります。
調整指数とは?
調整指数は、家庭の個別事情に応じて基本指数に加算(または減算)される点数です。同じ基本指数の家庭同士では、この調整指数の差が合否を分けることが多いです。
加点される主なケース
- 兄弟姉妹が希望する園にすでに在園している(+1〜+6点、区により異なる)
- 認可外保育施設に有償で預けて復職済みである(+1〜+2点)
- ひとり親家庭である(+5〜+10点)
- 育児休業から復帰予定である(+1〜+2点)
- 保育士として勤務している(+2〜+10点)
減点される主なケース
- 保護者の勤務先が自宅である(在宅勤務)場合に減点される区がある
- 祖父母が同居または近隣に居住している場合に減点される区がある
区によって計算方法が違う
指数の計算で特に注意したいのは、区ごとにルールが異なるという点です。同じ「フルタイム共働き」の家庭でも、A区では40点、B区では44点というように基本指数そのものが違うことがあります。調整指数の加点項目や点数も区によって大きく異なります。
必ずお住まいの区の「利用調整基準表」を確認するか、保活くんの指数シミュレーターをご利用ください。区を選択するだけで、その区の基準に沿った正確な指数を算出できます。
計算例で理解する
たとえば、世田谷区在住のAさん一家の場合を考えてみましょう。
- 父:月20日以上・1日8時間以上勤務 → 基本指数 20点
- 母:月20日以上・1日8時間以上勤務 → 基本指数 20点
- 上の子が希望園に在園中 → 調整指数 +6点
- 育休復帰予定 → 調整指数 +1点
合計:基本指数40点 + 調整指数7点 = 47点
このように、基本指数と調整指数を足し合わせた合計点が、選考で使われるあなたの「持ち点」になります。
自分の指数を把握したら、次は希望園のボーダー指数(内定最低指数)と比較してみましょう。指数が足りるか不安な方は、保活でよくある失敗7選も参考にして、対策を立てることをおすすめします。また、保活全体の流れを把握したい方は保活の始め方ガイドもあわせてご覧ください。
まずはシミュレーターで自分の指数を確認しよう
指数の計算は複雑ですが、保活くんの指数シミュレーターなら、質問に答えるだけで簡単に計算できます。自分の点数を知ることが、保活の最も大切なスタートです。