保活とは?
「保活」とは、子どもを保育園に入れるために行う活動全般のことです。就職活動を「就活」、結婚活動を「婚活」と呼ぶように、保育園に入るための活動を略して「保活」と呼びます。
東京23区をはじめとする都市部では、保育園の定員に対して入園を希望する家庭が多く、希望する園に必ず入れるとは限りません。そのため、情報収集や見学、書類の準備など、計画的に行動することが大切です。
「うちの子は保育園に入れるのかな?」という不安を少しでも減らすために、このガイドでは保活の基本を一つひとつ説明していきます。
いつから始める?保活のスケジュール
多くの保育園は4月入園が最も枠が多く、入りやすい時期です。4月入園を目指す場合の一般的なスケジュールをまとめました。
妊娠中(出産予定日の半年以上前)
- お住まいの区の保育園入園に関する情報を集める
- 入園のしおり(利用案内)を区の窓口やWebサイトで入手する
- 自分の家庭の「指数(点数)」がどのくらいになるか確認する
出産後(4月入園の前年 6月〜9月頃)
- 気になる保育園をリストアップする
- 保育園の見学に行く(電話で予約が必要な園がほとんどです)
- 通える範囲の園を確認し、希望順位を考える
申し込み期間(10月〜12月頃)
- 必要書類(就労証明書など)を準備する
- 区の窓口またはオンラインで申し込む
- 希望園の順位を慎重に決める
結果発表(1月下旬〜2月)
- 内定通知または不承諾通知が届く
- 内定した場合は入園手続きへ進む
- 不承諾の場合は二次募集や認可外保育施設を検討する
スケジュールは区によって異なりますので、必ずお住まいの区の最新情報をご確認ください。早めに動き始めることで、余裕を持って準備できます。
保活の基本ステップ
Step 1: 自分の指数を知る
まずは、あなたの家庭が保育園の選考で何点になるのかを把握しましょう。就労状況や家庭の状況によって点数が決まります。
保活くんの指数シミュレーターを使えば、質問に答えるだけで自分の指数を簡単に計算できます。区ごとの基準に対応しているので、正確な点数を知ることができます。
Step 2: 希望する園を探す
自宅から通える範囲にどんな保育園があるか、空き状況はどうかを調べましょう。園の種類(認可保育園・小規模保育・認証保育園など)によって特徴が異なります。
保活くんの保育園一覧では、東京23区の保育園を区ごとに一覧で確認できます。年齢別の空き状況や、自宅からの距離順での表示にも対応しています。
Step 3: 見学に行く
気になる園が見つかったら、実際に見学に行きましょう。見学では次のようなポイントをチェックすると良いでしょう。
- 園の雰囲気や保育士さんの対応
- 園庭や室内の広さ、設備
- 給食の内容やアレルギー対応
- 延長保育の時間と料金
- 通園ルートの安全性や所要時間
Step 4: 申し込む
見学を終えたら、希望順位を決めて申し込みます。希望園は多めに書くのが一般的です。第10希望以上まで書ける区も多いので、通える範囲の園はなるべく書いておきましょう。
指数(点数)とは?
認可保育園の入園選考では、「指数」と呼ばれる点数をもとに優先順位が決まります。指数は大きく分けて2種類あります。
- 基本指数:保護者それぞれの就労状況(勤務時間・日数)や、疾病・介護などの状況に応じて付与される点数
- 調整指数:兄弟がすでに在園している、育休から復帰する、ひとり親である、などの事情に応じて加算・減算される点数
重要なのは、指数の計算方法は区ごとに異なるということです。同じ「フルタイム共働き」でも、区によって点数が違います。必ずお住まいの区の基準で計算してください。
ボーダーラインとは?
「ボーダーライン」とは、過去の入園選考で、実際に内定が出た方の最低指数のことです。正式には「内定最低指数」と呼ばれます。
たとえば、ある園の1歳児クラスのボーダーが「40点」だった場合、前回の選考では40点以上の方が内定を得たことを意味します。自分の指数がボーダー以上であれば入園の可能性が高いと判断できますが、同じ点数でも所得や認可外保育施設の利用期間など、細かい優先順位で結果が変わることがあります。
ボーダーは園ごと・年齢ごとに異なり、年度によっても変動します。あくまで目安として活用してください。
よくある質問
フルタイム共働きなら保育園に入れますか?
フルタイム共働きは基本指数が最も高くなるため有利ですが、都市部では同じ条件の家庭が多いため、それだけでは安心できません。調整指数の加点(兄弟在園、認可外利用実績など)がないと、人気園では厳しい場合もあります。まずはシミュレーターで自分の指数を確認し、希望園のボーダーと比較してみましょう。
認可外保育施設も検討すべきですか?
認可保育園が第一希望の方が多いですが、認可外保育施設(認証保育園、企業主導型保育など)も選択肢として検討する価値があります。認可外に預けた実績が翌年の認可保育園選考で加点になる区もあるため、「まず認可外に入って翌年認可を目指す」という戦略を取る方も少なくありません。
お住まいの区の調整指数の加点条件を確認して、ご家庭に合った計画を立てましょう。
保活の全体像をさらに詳しく知りたい方は、保活スケジュール完全ガイドで月別のやることリストを確認できます。見学に行く際は保育園見学のチェックリストを活用すると安心です。また、指数の計算方法を理解しておくと、より戦略的に保活を進められます。